やっと来れました、伊勢定さん。近いようで馴染みの薄い三越前。よく行く大手町から1駅なので、その気になればいつでも行ける。いつでも行けるからこそ、後回しになり、41軒目の紹介となってしまいました。
東京大丸や池袋の西武百貨店に入っていることは知っていましたが、初めての伊勢定さんは本店じゃないと…という、変なこだわりもありました。
三越前駅から地上に出ると、山本海苔店を右手に歩き、1つ目を曲がると見えてきます。
少し並んでいましたが、10分もすれば入れました。
1階から4階まであり、4階は目の前で焼いているのを見られるようでしたが、この日は2階のお席に通されました。
客層は、サラリーマン5割、旅行客とお買い物客で5割にといったところでしょうか。
店員さんは皆さんお着物。しかも、ベテランのワッペンがふさわしい風格のおばさま方。とても丁寧に案内してくれます。
松、竹、梅、あやめ、桜とお重はすべて1匹のうなぎがいただけます。これは一番小さな松です。3,500円。良心的。
お茶が減ったら入れ、帰りの見送りも丁寧で、まさに老舗中の老舗という雰囲気。演歌歌手に例えると、さしずめ北島三郎といった感じ。
老舗にあぐらをかくことなく、お客様を大切にする姿勢、素晴らしいです。
この日のうなぎは、宮崎産とのこと。ふっくらと、骨が気にならない仕上がりは、まさに古賀さんのうなぎに近い。
再訪確実です。
